2019年2月16日土曜日

果てのファンタジア - howling of guardian - 終演【愛知県 港区】


 photo by いけはら咲

映像と宣伝美術で参加した
「果てのファンタジア-howling of guardian-」無事終演しました。
果てのファンタジアは今回で3作目で、
個々の力が集まるだけでなくコラボになってきたのを感じます。


 photo by いけはら咲

総合プロデュースの吉兼さんと絵本作家のむらかみさんによって紡がれた物語を
絵本形式のパンフレットにして会場でお渡ししました。
大切なものを想う心が描かれたストーリーが
作り手同士を結びつけ導いてくれたように思います。

アーティストひとりひとりが素晴らしくても
それが調和していなければ舞台の感動を観る人に伝えることはできないので
これはとても重要なことだったと思います。


 photo by Kamu

倉地さん、おりはさんの生命力のある踊り。
毛利さん、今枝さん、太郎さんの魂を揺さぶられる歌声。
美しく力強い山内さんのピアノ、美郷さんのパーカッション、Yuiさんのヴァイオリン。
菊地さん、堀さん、高崎さんが心を配りダイレクトに届けてくれる音楽。
世界観に溶け込む則武さんの照明。
演者を引き立てるASUKAさんのヘアメイクと佐野さんの衣装...。
みなさんのクリエイティビティに心打たれます。






 photo by 堀内俊宏


そして私が参加している映像チーム。
前回もご一緒させていただいた山田さん、scottさんに加え、
牛嶋さんに技術協力していただき完成度が上がりました◎
サウンド担当のHIEIさんは音から映像をつくっているので映像班でもあります。

投影機材はプロジェクタ3台、レーザー2台、OHP2台。
オペレーションには私にはわからない機材が沢山(・o・;)
私は本番中はプロジェクタの光が舞台に影響しないよう
プロジェクタのシャッターを開閉する作業を担当しました。
上演中10回くらい開閉しましたが、緊張で心臓バクバクでした。

今回はスクリーンも多様でした。
白紗幕、ジョーゼット、寒冷紗幕、アミッドスクリーン、白スクリーン、ハーフミラーパネル…。
素材の特性を活かした使い方ができると映えますね◎

映像を使用したシーンをいくつかご紹介します。

 photo by 堀内俊宏
音楽に合わせてリアルタイムに映像を生成しているHIEIさん。


 photo by 堀内俊宏
実写や素材を多様に組み合わせた山田さんの映像。


 photo by 堀内俊宏
scottさんはインタラクティブなシーンやレーザー。



 photo by Kamu
いけはらは絵を使ったシーン。
星空に花が咲くところは、大事な存在の幸せを願う餞(はなむけ)なので大切に作りました。


 photo by 堀内俊宏
海月は重要なモチーフでなので、イメージに沿うように試行錯誤しました。


 photo by 堀内俊宏
今回初めて使用したOHPで客席を海の中のような雰囲気にしました。
まさかの電源トラブルも牛嶋さんの尽力で回避できました。


 photo by Kamu
OHPはカーテンコール後の投影にも使いました。
お客さんにも撮影してもらえる時間があって良かったです。


 photo by Kamu

やれるだけのことはやったと3作目にして思えるところまできました。
プロデュースされた吉兼さんを始めとする、
素晴らしいアーティストとスタッフの方々の力の結晶です。

そしてもっと良いものがまだまだ出来ることを感じています。
自分が想像できるものではまとまりすぎているので、
今後も自分の想像がつかないような作品が実現することを期待しています。

もう一度観たいと沢山の方に言っていただいているようです。
また再演か、新作か、ご覧いただく機会がありますように。


チラシやキャスト・スタッフ情報はこちらに載せています。
http://ikeharasaki.com/schedule/schedule.html#201902hatefan

公式のFacebookでは、沢山の写真と詳しい解説が掲載されているので是非ご覧ください。
https://www.facebook.com/Hate-No-Fantasia-213552995380130/